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2012年5月

My Old Kentucky Home

1996年、初めて競馬と出合った。フサイチコンコルドがダービーで見せた音速の末脚は、僕を競馬の虜にした。

 

1999年、初めての日本ダービー観戦。アドマイヤベガの単勝100円を握りしめながら、ダービーという祭りに酔いしれた。

 

2003年、初めての海外旅行でBreeders' Cupを観戦。世界の頂に触れた気がした。

 

2005年、ディープインパクトの三冠を観戦。競馬を始めて10年目、競走馬の「強さ」の概念が破壊された。

 

そして2012年5月5日。ついにこの日が来た。

 

 

第138回Kentucky Derby

 

 

競馬を始めて16年、ついに夢の舞台Churcihll Downsにたどり着いた。

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空、曇っちゃってるけど...

 

朝8時、一般入場券(40ドル)しか持っていない私は開門ダッシュを決めるべく正門前にスタンバイ。

スタンドでの観戦が叶わないとなると、この「スポーツ界最高の2分間」をどこで過ごすかは非常に重要な問題である。

狙いは王道の内馬場(Infield)かレース前の熱気を間近で味わえるパドックか。

で、まずは内馬場へ。

 

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ここが内馬場で唯一ホームストレッチが見える場所(1コーナー寄り)

 

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ゴールだいぶ向こうだし。全然見えないし。

う~ん、微妙だ...そしてここでレースを迎えるためにはあと10時間、ひたすらここで待ち続けなくてはいけない(レースは午後6時発走)

 

 

 

これは、ないな(即決)

 

 

続いてパドックへ。

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おお、近い!これならKentucky Derbyを感じることができそうだ。

 

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Churchill Downs名物Twin Spiresもばっちり見えるし♪

 

ただここに10時間張り付いているのもシンドイので建物の中のベンチに陣取りひたすら待ち続けること7時間。

Daily Racing Formを穴が開くほど隅から隅まで読みこんだり、隣に座っていたFlorida在住のJeffと競馬談議に花を咲かせたりしながら時が過ぎるのを待ちました。

生憎(?)昼前から快晴になったので、炎天下で待ち続けた人たちは熱中症になってました...

 

予想も固めて馬券購入の列に並びます。

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かなり混んでる。

Churchill Downsは今時珍しく窓口での口頭購入しかありません。

その上ダービーデーには普段競馬をやらない人たちもわんさか押し寄せますので馬券はかなり早めに仕込んでおく必要があります。

 

そして午後3時、満を持してパドックへと繰り出します...とその前に。

 

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Mint Julep!

やはりKentucky Derby来たら飲んどかないと。

Cheers!

 

準備も整ったし、あとはパドックでどこまでいいポジションをキープできるかの勝負です。

 

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Oh, No!結構遠い...でもまだ本番まで3時間、間に2レースあるので我慢弱いアメリカ人は日陰に下がったり馬券を買いに行ったりして徐々にいいポジションをとれるはず。

ということで待つこと2時間余り、最終的には2列目の好ポジションをゲット。

 

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私の本命、Gemologist。

頼むで~!

 

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どうですか、この観衆。

歴代最多の16万人が田舎の小さな競馬場に集まりました。

 

この後、20頭の優駿たちは伝統の「My Old Kentucky Home」の大合唱により本馬場へと導かれて行きました。

ぜひ見てみたかった...

 

レースはパドックにある小さめのビジョンで観戦。

ちゃんと見えるようにオペラグラスを持っていったのですが、ビジョンの目が粗すぎて逆にみえにくい始末。

 

ただパドックもものすごい歓声(と怒号)が沸き起こり、多少なりともダービーを感じることができました。

 

馬券も押さえの馬単1ドルがヒット!

アメリカで初めて万馬券を当てることができました。

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初めてのKentuck Derbyは生で観戦することはできませんでしたが、その華やかさと人々の熱気は、私が世界最高のレースと思う日本ダービーに勝るとも劣らない素晴らしいものでした。

いつかこの場所に戻ってきて、今度はこの目で「スポーツ界最高の2分間」を見てみたいと思います。

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Hall of Fame 2

前回紹介したKentucky Horse Parkには決して見逃すことのできない目玉イベントがあります。それがHall of Champions。今は同園で余生を過ごしている往年の名馬たちがファンの前にお披露目されるという超ビッグなイベントです(競馬ファンにとって)。かくいう私も今回旅の途中にこちらに寄ったのは他でもない、このイベント見たさだったのです。

 

この日まず登場したのはGo for Gin。1994年のケンタッキーダービー馬です。GI勝ちはダービーのみですが、プリークネスでもベルモントでも2着に入りこの年のクラシック戦線の主役でした。さすが頂点をとった馬、ペローンをしながらの余裕の入場です。

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Gofor Gin思い出のレース:1994年ケンタッキーダービー

 

続いて登場したのはFunny Cide。2003年のケンタッキーダービーとプリークネスステークスを制したスーパーホース。ですが彼も若くしてタマをとってしまったために子孫を残すことができず、こちらで悠々自適の生活を送っています。

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Funny Cide思い出のレース:2003年ケンタッキーダービー

 

3番手はDa Hoss。1996年にアメリカの芝マイルトップを決めるブリーダーズカップマイルに優勝したのですが、彼を語るときに外せないのがその2年後1998年の同じくブリーダーズカップマイルの勝利でしょう。なんと先述の96年から丸2年脚の不調のためレースに出ることができず、このレースの直前に一般戦(ただのレース)で2年ぶりに復帰したばかりだったのです。しかもこのレース、彼は直線で一度は抜かれながらも信じられない粘りで再び抜き返すという離れ業をやってのけました。アメリカではそんな彼の偉業を称え"The Greatest Comeback"と呼んでいます。

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Da Hoss思い出のレース:1996 & 1998ブリーダーズカップマイル

 

そしてオオトリを務めたのはCigar。驚異の16連勝、第1回ドバイワールドカップ優勝、そしてマディソンスクエアガーデンでの引退式など、彼の伝説は五指に余る名馬中の名馬です。当時競馬を始めたばかりの私にとってCigarはNHK BSの世界の競馬でしか見ることのできない(当時はインターネットも英語も使えませんでしたので)遠い国のとんでもなく強い馬でした。返す返すも彼の血が後世に伝えられないのは競馬界の大きすぎる損失といえるでしょう。ただ本人(本馬)は至って穏やかに余生を過ごしているようでした。

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Cigar思い出のレース:たくさんありすぎるのでダイジェストで

 

これだけの名馬たちが目の前で姿を見せてくれてお値段たったの16ドル(園内の一般入場券)はお得すぎるでしょう!Hall of Championsは1日に3回も開催されるし。ケンタッキーに行かれる際はぜひ往年の名馬たちの元気な姿を見に行ってみてはいかがでしょう?

 

Kentucky Horse Park

住所:4089 Iron Works Parkway, Lexington, Kentucky 4051

Hall of Fame 1

すでに昨日のエントリーをご覧になってお気づきの方もいる通り、私は今ケンタッキー州に来ています。アメリカ一、いや世界一の馬産地にしてケンタッキーダービーの開催されるChurchill Downs競馬場を擁する競馬ファン垂涎の観光地です(そうでない人にとってはちょっと楽しみの少ない場所ともいえます)本日からの数回は、私の体当たりルポにてケンタッキーの魅力を少~しだけでも感じていただければと思います。

 

初回の今回はアメリカ競馬の殿堂ともいうべきKentucky Horse Parkです。のちほど紹介しますが、こちらの施設は競馬ファン、特に海外競馬好きの方には宝の山、競馬好きでなくてもお子さんなどがいる方にはそこそこ楽しい娯楽施設、競馬や馬に興味のある方には新たな発見に出会える博物館、競馬にも馬にも興味のない方には面白くもなんともない、ケンタッキー州の誇る観光地です。もちろん本日は競馬ファン目線でのご紹介です。

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ケンタッキーホースパークを訪れたら必ずチェックしたいのが歴史的名馬たちにかかわる展示物です。どれぐらいの歴史的名馬たちかというと、アメリカはおろか世界の競馬史を塗り替えたレジェンドクラスの馬たちなのですから驚きです。

 

まず入口を入って左側に悠然と構えるのはMan O' War(銅像)です。

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アメリカ競馬史最強との呼び声も高い同馬ですが、銅像の肉体もまるでサイボーグのようです。

 

続いてご紹介するのはSecretariat。言わずと知れたアメリカの伝説です。サラブレッドなのに20世紀のトップアスリートにランキングされるほどその走りは一般の人々にまで広く知れ渡り、近年映画化もされました。

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お次は稀代のスターホースJohn Henryです。若き日の去勢により子孫を残すことができなかった分長きに渡り走り続け、「無事是名馬」の代名詞ともいえる存在となりました。ただ長く現役を続けただけでなく、芝でもダートでもGIを勝ち、9歳でエクリプス賞年度代表馬(その年アメリカで一番輝いた馬に贈られる賞)を受賞するなどアメリカ競馬界の頂点に君臨した正真正銘の名馬です。

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2007年にここケンタッキーホースパークで亡くなったため、展示物の上にはファンからの寄せ書きが飾られ、園内にはお墓もあります。

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最後はアメリカ3冠を制し競走馬としてレジェンドとなり、後に種牡馬としてもレジェンドとなったアメリカの至宝Seattle Slewです。特に父としてエーピーインディなどからなる一代父系を築いたことで、シアトルスルーの名は世界の競馬に永遠に残り続けることでしょう。

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これらを見ていただいてお分かりの通り、アメリカ競馬は3冠馬や歴史的名馬のトロフィーやアイテムを多くの人に見てもらうべくこのような場所に展示しています。これは日本と大きな違いで、歴史的名馬はオーナーだけのものではなく競馬界全体の宝であるという考えが根付いている証拠だと思います。

 

ここに来ればアメリカの競馬史をタイムスリップしたかのように感じることができるでしょう。

 

Kentucky Horse Park

住所:4089 Iron Works Parkway, Lexington, Kentucky 40511

Run for the Roses

ついにこの日が来た...ケンタッキーダービーですよ、奥さん!メインスタンドはチケットが高すぎて入れないけど、内馬場からではレースの一部でも肉眼で見れるかすら分からないけど、それでもあの場所に居れることに感謝したい。"スポーツ界最高の2分間"をこの身で感じれることを!

 

今年のケンタッキーダービーはいわゆる戦国ダービーだ。昨年のブリーダーズカップ上位馬がすべて出走し、重要なステップレースの上位馬もほとんど離脱することなくチャーチルダウンズに駒を進めてきた。もしかしたらとんでもない名勝負が繰り広げられるかもしれないと、今からワクワクしてくる。

 

本命は15番Gemologist。5戦5勝、逃げ馬の後ろからレースを進めて直線鋭く抜け出すレーススタイルはダービーの典型的な勝ちパターン。他の有力馬を内に見ながらレースを進められるので最有力候補とした。

 

もう一頭の期待馬は6番Bodemeister。この馬はいわゆる"飛ぶ"要素が少なくないので選ぶかどうか正直悩んだが、前走で見せた強さを素直に信じることにした。サンフェリペステークスの内容からも必ずしもハナにこだわらなさそうだし。Gemologistとともに実力では一歩抜けた存在だと思っているので、2頭のどちらかに勝ってほしい。

 

軸を人気2頭にしてしまったので、相手に穴っぽいところを入れてみようと思う。3番Take Charge Indyはフロリダダービーの勝ちがフロック視されているけど、フロリダダービーとケンタッキーダービーの相性の良さ、フロリダダービーから余裕をもって臨める点、そして"The Paint Stripper"こと鞍上ボレルの手綱捌き(今回は3番からのスタートなので大技がさく裂する可能性は十分にある)など面白みが十分だ。10番Daddy Nose Bestは昨年のブリーダーズカップ6着後一線級との対戦を避けてG3を連勝。過去に穴をあけた馬のパターンと似ているので狙ってみたい。13番Went the Day Wellは前走のスパイラルステークスが強かった。実は隠れたステップレースであるこのレースを未勝利勝ちからいきなり快勝した潜在能力に期待したい。16番El Padrinoは本命Gemologistをすぐ外で追いかけながらの流れ込みという夢を見る。

 

たくさん挙げたけど、最後にもう1頭だけ。5番Dullahanは追い込み馬なのでケンタッキーダービーという感じはしないし、ダートでの実績がイマイチだけど、うまく馬群を捌いてこれれば全部まとめて交わすだけの実力だと思う。他頭数で捌ける確率は低いけど、鞍上デザーモの凄さを日本でまざまざと見せつけられただけに、ここでもやってくれるんではないかと期待している。

 

誰が勝っても、馬券が当たっても外れても、138回目のRun for the Rosesが最高のレースとなることを祈りたい。

Oakley

カリフォルニア生活になくてはならないのがサングラス。そして地元・南カリフォルニアに本社を置くサングラスメーカーといえばOakley。イチローや宮里藍も愛用しています。もちろん私も妻もサングラスはOakleyです。そしてこのOakleyの本社、なんと我が家から車で30分くらいのところにあるのです。ということで先日初めて訪問してきました!

 

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どうですか!?ONE ICONですよ(N切れちゃってますが...)。ところでONE ICONってなんでしょうか。

 

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正面入り口のをアップで。宇宙船とも研究所とも思えるようなクールなデザインです。せっかくなので中に入ってみましょう!

 

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中は秘密基地のようです。こんなところであの素晴らしいサングラスが開発されているんですね。

 

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中にはショップがあり、Oakleyのサングラスやアパレルを買うことができます。本社なので人気のサングラスから最新作まで何でも揃っています。本社訪問記念にPolarized PIT BULLを買いました(というか元々は新しいサングラスを買いに来たのですが...)。やっぱりOakleyはカッコイイ!!

 

最後におまけ。

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電気イス...ではありません。

 

Oakley Inc.

 住所:1 Icon, Foothill Ranch, CA, USA(住所もONE ICONだった!!)

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